2011/06/05

愛の力

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私は大学時代、ルワンダの内戦と復興について勉強しました。
その時は自分の無知さを知る事になり、
それからは大学の講義以外でも
ルワンダやアフリカについて本を読むようになりました。

でも、実際、時間が経つにつれて、
興味は他のものなり、アフリカに関する本もあまり読まなくなりました。

今日たまたまテレビ欄を見ていたら、
世界の僻地で活躍する日本人というような番組がやっていました。

その中でルワンダで義足を作る日本人の吉田真美さんのことが紹介されていました。
ルワンダでは1994年に起きた大虐殺のため沢山の障害者がいるそう。
そして、吉田さんは今まで6000人の人々に義足を作ったという。

シドニーパラリンピックでは吉田さんの義足をつけた競泳の選手が
ルワンダで初めて、パラリンピックに参加した。
吉田さんの活動に共感したルワンダ政府は吉田さんに土地を提供し、
そこで、吉田さんはゲストハウスやレストランを旦那さんと経営しながら、
利益の一部を義足の製作所(工場?)の運営費用にあてている。

吉田さんが義足を作るきっかけとなったのが、
旦那さんとの出会い。

吉田さんは旦那さんとケニアで知り合った。
旦那さんはルワンダ出身だが、当時はケニアで働いてたらしい。
旦那さんは昔マラリアにかかり、その時の注射で神経を傷つけ、
それから足が麻痺してしまい、義足で生活している。
旦那さんと恋に落ちた吉田さんは彼が義足でつけたら、
仕事など可能性がもっと広がると思い、義肢職人の修行をし、
義足を作った。

車の運転などができるようになった旦那さんを見て、
1997年に義肢製作所をルワンダで開き、
ムリンディジャパンワンラブプロジェクトというNGO組織を作った。
これまで6000人以上に義足を提供している。

これにものすごくインスピレーションを受けました。

ルワンダやアフリカに興味があって
「知る事も大事!」と思って、本など読んできたけど、
やっぱりそれだけじゃ足りないと思いました。

そして、愛の力。
旦那さんが好きで、旦那さんのためになりたくてしたことが
人々を動かし、政府を動かし、国を動かした。

根本に愛があるということはなんて強いパワーになるんだろう!
と感動した。

吉田さんに義足を作ってもらったおじさんがいた。
おじさんは義足をはいたら、両手が松葉杖で塞がらなくなり、
農作業ができるようになる!と楽しみにしていた。

そして、奥さんと手をつないで散歩がしたい。と言っていた。

義足ができて、奥さんと手をつないで歩いているおじさんの笑顔。
すごく温かくて、本当に嬉しそうで。

これが吉田さんの活動のパワーになっているそう。

愛の力、大きな力だな〜。

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